2021年6月14日(月)に生配信にて開催の『絶対に泣いてはいけない!ヨースケ@HOME ツイットーライヴ vol.1』についてのエントリです。
開催概要
絶対に泣いてはいけない! ヨースケ@HOME ツイットーライヴ vol.1
日時:2021年6月14日(月)20:00開演・生配信開始
出演:KAN・UKULELE GYPSY(キヨサク from MONGOL800)・ジョンB(ウルフルズ)・菅原龍平・根本要(STARDUST REVUE)・秦 基博・PES・吉田佳史(TRICERATOPS)
配信:3,000円(税込) 生配信+アーカイブ視聴
アーカイブ視聴期間:生配信終了後~6月21日(月)23:59
Twitterハッシュタグ:「#yosuketwittorlive」(KANオフィシャルTwitterより)
⇒「#絶対に泣いてはいけない」(6/13開設のイベント公式Twitterより)
昨年のコロナ禍中止を乗り越えて
2019年6月に37歳という若さでお亡くなりになったヨースケ@HOMEさんを偲ぶライブということで、本当は2020年6月24日に有観客で開催予定だった本イベント。昨年4月にコロナ禍の緊急事態宣言(1回目)により、中止を余儀なくされ、その際に既にリベンジ開催が宣言されていました。
あれからさらに1年経つ2021年6月14日に、無観客・生配信として、開催されることになりました。
5月14日にオフィシャルサイトとTwitterにて発表されました。このライブ専用のオフィシャルサイトが立ち上がり、かつ、ナンバリングタイトルとなっているとなっていることからわかる通り、今後もヨースケさんの命日付近に、定期的に開催されるとのことです。
有観客前提だった1年前の企画時とは状況が変わり、無観客・生配信になりましたので、それに合わせた装いになるとのことです。既に公式サイトでは「ヨースケとの思い出トークやクイズ大会など、愛と笑いたっぷりでお届け」されることが書いてあります。
友達がたくさんいらっしゃるという明るいヨースケさんならではの、あたたかいライブが見られることになるでしょう。
イベント公式Twitterアカウント開設
公演前日の6月13日、「絶対に泣いてはいけない!ヨースケ@HOMEツイットーライブ」の公式Twitterアカウントが開設され、このイベントのハッシュタグが「#絶対に泣いてはいけない」で運用されることが示されました。
なぜこのハッシュタグになったかといえば、年末恒例のダウンタウンの番組「絶対に笑ってはいけないシリーズ」のハッシュタグが「#絶対に笑ってはいけない」なので、それに沿った形にしたものと想像されます。
イベントの感想やリアルタイムでの反応は、Twitterでこのハッシュタグ「#絶対に泣いてはいけない」をつけるか、リアルタイムでの反応に限り、Streaming+のチャットで送るという方法もあるでしょう。
最近のKANさんのレギュラー番組等のコメントで、「配信」を利用した企画の可能性をいろいろ模索しているとのことなので、イベント内のMCなどで、何らかの企画やアンケートもあったりするのかもしれませんね。
オフィシャルライブレポート
6月18日、KANさんをレポると右に出る者は居ない、と言ってもいいくらいの信頼度・安心感を一方的に勝手に私が抱いている音楽ライター・森田恭子さんのオフィシャルレポートが公開されました。
森田さんの文体は、いつも独特の空気で演奏された曲や演奏していた人たちを包むような感じで、読みやすくて、感じた温度や湿度がそのまま伝わって気やすくて、とにかくそこはかとない愛を感じます。(チャンスカードには一切触れないところも含めて笑)
リハーサルから本番まで、臨場感・良い距離感を感じられるSARUさんの写真とともに、配信期間終了後も何度でも楽しませていただけます。
最後に、こういうKANさん仕切りのライブ時には恒例となってきた貴重なプレイングチャートも公開されています。ヨースケ氏が関わった作品には、Original欄に色が付いています。(今回は5曲)
ダイジェスト映像公開
6月19日、LIVE LOVERS(本イベントの主催・企画・制作)公式YouTubeチャンネルにて、2時間30分のツイットーライブを3分30秒間にまとめたダイジェスト映像が公開されました。
なんと、冒頭から最後まで、この日この場で演奏された全曲が網羅されており、しかも、敢えてオフィシャルライブレポートで森田さんが触れずにスルーした「チャンスカード」に触れられているのもポイントです(笑)
アーカイブ視聴可能期間は6/21まで。まだ視聴チケットを迷っている方がいらっしゃるとすれば、その背中をガンガンに押してくれる映像となっています。
演奏曲目
絶対に泣いてはいけない! ヨースケ @ HOME ツイットーライヴ vol.1
演奏曲目
★オープニングは全員で「ダジャレかるた」をプレイ
★ヨースケ氏の写真とともに『空をみてた(ヨースケ@HOME)』が流れライブスタート
01. 花に水を(全員 org. ヨースケ@HOME)
02. Chu Chu Chu(KAN/ジョンB/菅原龍平/根本要/秦基博/吉田佳史 org. Cabrells)
★ヨースケ@HOME紹介
★出演者自己紹介
★宮内陽輔写真館 part1
03. 涙そうそう(秦基博/キヨサク org. BEGIN)
04. バイバイバイ(KAN)
05. 木蘭の涙(根本要 org. スターダスト☆レビュー)
★宮内陽輔写真館 part2
06. ひまわりの約束(秦基博)
07. 所在ない(ジョンB/吉田佳史/菅原龍平/KAN org. ジョン・B&ザ・ドーナッツ!)
★クイズ『爆笑!ヨスーケ伝説』:優勝の栄冠はキヨサクさんに!
08.そういうLIFE(全員 org. Bravo!)
09.それでもボクは生きていく(PES/菅原龍平 org. ヨースケ@HOME)
★映画『小さな恋のうた』について
10. Stand by Me(世良公則[サプライズVTR出演] org. Ben E. King)
★ヨースケの思い出フリートーク
11. 小さな恋のうた(キヨサク org. MONGOL800)
★全員からのエンディングコメント
12. パノラマ(全員 org. ヨースケ@HOME)
★エンディングロール『おかえりバトン(ヨースケ@HOME)』
個人的ライブレポート
ここからは私SEI目線での個人的なライブレポです。
とにかくあたたかい!
出演者全員で和気あいあいと始める「ダジャレかるた」(KANさんのツアーグッズ。ヨースケ氏の奥さんがデザイン)から、もうすでにヨースケ氏の人柄がもたらした結果の縮図みたいになっていて、楽しい気持ちになりました。
出演者それぞれがいろんなきっかけでヨースケ氏と出会い、音楽的にも人間的にも、影響を与えたりもらったりしながら、結果として・・・いえ、経過として、現在のこのツイットーライブのスタートラインがある。さらにこの先に、毎年ヨースケ氏に関わった人たちが集まって、時には今回のようにヨースケ氏を偲びながら、ゆくゆくは、最後にKANさんや要さんも言っていたように、偲ばれる対象が増えたり、そもそもヨースケ氏と関係ない曲がたくさん演奏されたり。
それでも、ヨースケ氏は毎回遊びにきて、楽しんで帰ってくれるに違いない、誰もがそう感じられたあたたかいツイットーライブでした。この先も、何年も続くと嬉しいなと思います。
少数精鋭の楽曲数なのにジェットコースター
それにしても、トークが多めで曲数少な目だというのに、選曲のメリハリが素敵でしたね。楽しむときはうんと楽しみ、「絶対に泣いてはいけない試練の数曲」と題し、ひたすら涙腺を突っついてくるような選曲(観ている人は、泣いたら自主的におしりを出してケツバットされる(笑))。最後は皆でヨースケ氏のパノラマで極限まで楽しんで終わる。これは音楽だけが成せるジェットコースターですよね。
個人的には「ひまわりの約束」「所在ない」の、秦氏いわく”セットリストの中でここだけガチンコ対決”という表現がスパイス効いてて良かったです(笑)
映画『小さな恋のうた』を振り返るコーナーではVTRで世良公則さんが『Stand by Me』を力強く演奏するサプライズ。KANさんが開口一番「自宅のリビングルームですかね?」とスットボケるのはさすが(笑)
みんながヨースケの近くに来れるライブ
ヨースケ氏の人柄をとにかく引き出すコーナー「宮内陽輔写真館」、ヨースケ氏のご家族が出題する超難問ぞろいのクイズ「爆笑!ヨスーケ伝説」は、短い時間でも、これまで彼の人柄や音楽に触れていない人にそのヒトとナリを瞬間的に伝えてくれるもので、観ている人の”情報差”をしっかり埋めるし、決して突き放すことのない、ヨースケ氏にみんなが同じ距離まで近づいて楽しめるとても良い企画だったな、と思いました。
そういえば、このクイズ「爆笑!ヨスーケ伝説」で、KANさんの密かな大きな夢である「クイズ番組の司会」が実現しているのがとても嬉しいとのことです。おめでとうございます!(ちなみに、ミュージシャンになるという小さな夢は既に叶っています)そういえば昔から変な恰好してイメージクイズ司会者やってましたよね(笑)。
本当は、昨年開催予定だったvol.1。コロナ禍で、生ライブは中止となり、1年遅れで生配信ならではの形態・企画に多少変わった上で今日の開催に至ったのかもしれません。でも、これはこれで、ヨースケ氏にみんなが近づける企画で、かつ、観たい人が時間を選んで観られる(広くリーチできる)ということもあり、今後の生ライブに向けて、重要な位置づけになったvol.1を見せてもらえたと思います。ありがとうございました。
今後も毎年、いろんな人にいろんな音楽を演奏されながら、ヨースケを囲んで楽しいライブを続けていただけますように。
結局のところ、百聞は一見に如かず
上記で書いたのはネタバレというよりは概要です。実際のライブの中では、この短い時間の中で、各出演者から数多くのパワーワードが誕生しています(笑)。これを読んで、少しでもヨースケ氏のことが気になった方がいらっしゃったとすれば、アーカイブ配信をご覧になっていただければ、そのあたたかさを肌で目で耳で感じることができると思います。
第2回開催前に”前回ダイジェスト”として映像公開
2022年6月12日から、連日連続で、公式Twitterにて”前回ダイジェスト”としてこの第1回の様子が公開されています。
これらの映像は、基本的には前述のYouTubeで公開されたダイジェスト映像から引用されているのですが、「所在ない」はYouTube側の映像には公開されていない<Je t’aime>を連呼するシーンまで含まれていますので、より「ジョンB&吉田佳史」ペアの息の合いっぷりが想起できます。
履歴
- 公式サイト等で開催正式発表(21/05/14)
- イベント公式Twitter開設&ハッシュタグ確定(21/06/13)
- 演奏曲目追記(21/06/14)
- オフィシャルライブレポート公開(21/06/18)
- ダイジェスト映像公開(21/06/19)
- イベント公式Twitterにて”前回ダイジェスト”として映像公開(22/06/12)
関連記事
最近のKANさん関連ではお馴染みになっています、イープラス(Streaming+)での配信ということで、記事もイープラス側から出ています。
6月19日24時からの「KANのロックボンソワ」で、このツイットーライブを振り返っており、KANさんのこのイベントへの思い入れ部分を一部書き起こしされています。
その時のロックボンソワ選曲リストがこちらです。
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