21/03/07(日)【TV】フジテレビ系列『Love music』aikoさんとの対談出演

KAN
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3月7日(日)24:30~、フジテレビ系列で放送の『Love music』にaikoさんが出演し、その対談ゲストとしてKANさんが登場しました。KANさんがコーラスアレンジを施した『メロンソーダ』もフルコーラスでテレビ初披露されました。

匂わせていたロックボンソワ

放送日から約1週間遡りますが、2月27日(土)24時から放送のSTVラジオ『KANのロックボンソワ』で、KANさんがaikoさんのニューアルバムから『磁石』の曲紹介をする際、「KAN in the BOOK」のインタビュー以来、約1年振りに会ったという話をしたうえで「なぜaikoさんに会ったかは、来週お話できます」と言って匂わせていました(その時点ではまだ誰もまさかこの番組に出演するなんて思っていなかったはず)。

無防備状態で迎えた次週予告

そして、2月28日(日)深夜放送の『Love music』で、何気なく見ているところに突然現れたaikoさんとKANさんの対談シーン。一瞬目を疑いましたが、間違いない。そして、すぐさまTwitterを確認したら、公式Twitterにて告知されていました。界隈は日曜日深夜にもかかわらず、大きくざわめきました。

KANさんを30年間敬愛してやまないaikoさんが、地上波で対談。

今まで残念ながら、KANさんが地上波テレビで紹介される場合、多くの場合不本意な取り上げられ方をされるのですが、この番組は、対談ゲストがaikoさんという時点で、既にもう安心・安全であることが確約されているのです。

だって、”aiko”という人は、アーティストでありながら、この上ないKANフリーク、いわば「この世の誰よりも信頼できる”KAN”というエンターテイナーの説明者」なのですから。

「説明者」と書きましたが、決して、言葉で説明するというわけではありません。一緒にインタビューなり対談なりを通して、KANさんの人柄や素材を、わざわざ具体的な言葉で説明しなくても自然体で引き出すことができる、aikoさんはそんなことをやってのける数少ないお方なのです。

※私の中で、KANさんの人柄や素材を自然体で引き出すことができる方は、aikoさんと森田恭子さんがダントツの2トップだと思っています。

公式アカウントによるツイートまとめ

番組公式アカウントやaikoさん、KANさんの公式アカウントによるこの番組に関するツイートを集めたモーメントを以下に作成しました。

21/03/07(日)【TV】フジテレビ系列『Love music』aikoさんとの対談 24:30〜
aikoさんの3月3日発売のアルバム『どうしたって伝えられないから』から「メロンソーダ」をフルコーラス演奏されることに加え、aiko×KANの対談も実現。それに関する公式ツイートを中心に集めています。

新しい順に時系列で表示していますが、わかっていただける通り、何度も何度も公式アカウントが事前告知ツイートで我々ファンを煽ってくるのですが(笑)、そのたびに、ほんわかとあたたかい雰囲気に包まれるような画像や動画を添えていただけて、ありがたい思いでいっぱいでした。

見どころまとめ

30分間余りに渡る濃厚な「aiko×KAN対談」&「メロンソーダ」について、見どころをおおよそ時系列にまとめておきます(あくまでも個人の感想が混ざっていますのであしからず)。

・まずaikoが登場。画面右にはステージピアノ「YAMAHA CP1」が置いてあり・・・チェアに座った早々緊張による溜息から始まるドキドキ感→aikoが持っているのはKANさんの「愛は勝つ」のCDジャケット写真の顔の部分が組み込まれたよびだしBell

・K「おひさしぶりです!」と登場、CP1の方に座る→K「いったい誰が出てくるんだろう?と思ってたよ、テレビ見ているひと。なんだ、KANかよ!」→a「んなことないですよぉ、KANさんです」

・冒頭紹介時には「テレビの中に」のCDジャケットと音源「まゆみ」のライブ映像(「ある意味・逆に・ある反面」ツアー)「卓越した音楽センス×独特のユーモアを掛け合わせ数々の名曲を生み出したKAN」平井堅、桜井和寿、秦基博、スキマスイッチの写真とともに彼らに影響を与えていることも紹介。そうなんですよ、KANさんがテレビに出ると、いろんなアーティストの写真が一緒に拝めるんですよ、お得でしょ!→「高いエンターテインメント性で独自の音楽を発信し続けている」と紹介されながら「愛は勝つ」のライブ映像(「ロック☆ご自由に♪」ツアー)。ありがたやありがたや!!

・a「お元気ですか?」→K「普段からぐったりしているタイプ」→a「ちょっと痩せた感じがします」→K「1kg痩せた」→a「顔が痩せた?」→K「表に出る回数が減って、しかもマスクしている時間が長いから(鼻が低くなった)、僕って鼻がこれくらいあったじゃない?(ピノキオのような長さを示す)」→a「なかったですね、はい(笑)」

・a「ずっと昔から大好きな方なので、何度お会いしても緊張しますね」→K「ま、テレビだしね(笑)」→a「ライブやってますよね、弾き語りばったりどうですか」→K「お客様の前で演奏できるっていうだけでうれしいね」→a「大阪で友達が行って・・・昔から一緒にライブに行っている友達とKANさんのライブを観に行って、ライブが終わったら、私は毎回泣き崩れて「帰らないっ!」と言って椅子から動かず、みんなに説得されて会場を出る」→K「泣ける曲の後にはちょっときつい品の無いネタが出てくることが多い(笑)けど、その危険は感じながらも、ね(笑)」→a「最高ですよ。KANさんのライブを見て「こういうライブを私もやりたい!」と思ってあこがれて今に至る」

a「CATSぐらい公演してほしい(回数)」→K「猫の着ぐるみをかぶって(にゃー)」→a「そっちじゃないです!違います(笑)」→K「ピアノ弾くのは難しいかもね」→a「違う!それくらいライブを続けていてほしいんです!」

・aikoが紹介した流れで「DISCO 80’s」のヅラシャワーの映像(「恋するチンクワンタチンクエ」ツアー)→K「キャノン1本にアフロが十数個しか入らないからキャットウォークから人力で会場のアルバイトの皆さんに大量に投げ込んでもらい、そのリハを何回もやった」

(ちなみに、aikoさんは、あのヅラシャワーをもう一度見たいがために、この時のツアーを2回鑑賞したのです)

・「弾き語りばったり」の開場時に既にKANさんがステージ上でピアノ練習をしている話。→a「あ、KANちゃんいる!っていう感じからスタートするのはいつからやっているのかな、って」→K「2005年弾き語りばったりを始めてから。ただでも緊張するから・・・」→a「KANさん緊張するんですか?」→K「ビビリージョエルって言われている。開場時間楽屋で震えながら待っていて、開演時間になって弾いて歌うっていうのは相当ヤバイので、どうやったらできるだけ緊張しない状態でできるか、ということを突き詰めていって「最初からステージ上に居ればいい」という結論に。」→a「そうなんや」→K「本当はKREVAさんみたいに開場中DJやって、全部きゃりーちゃんとPerfumeばっかりを掛けておいて、時間になったら物凄いしっとりと弾き語りをして、”今までの30分はなんやったん?”っていうのをやってみたい」→a「冗談で言ったことが本当になったりするからKANさんは」→K「アーティストの思いついた責任で具現化してお客さんに楽しんでいただく形に持っていく必要がある」

・お互いの新作CDを紹介するナレーション。全曲の収録楽曲も表示していただいていました。「どちらの作品も多くのファンが待ち望んだ作品となりました」

1週間、aikoの新作13曲を聴き倒してKANさんが好きな曲を当ててみる?クイズ開始
・aikoの回答→「しらふの夢」「愛で僕は」「シャワーとコンセント」→全部ハズレ。K「なんでそんなに?」→a「はずすんやろう」
・正解は「ばいばーーい」「片想い」「No.7」

・K「なんでNo.7なの?」→a「パッと浮かんだのが7だった。自分に自信がある人が好きな数字に挙げるイメージがある。この曲は今回のアルバムの中で一番ハッピーやなと思って。ちょっと手の届かない”7”を付けたのかなって」→K「No.7、すごく好きです」→a「ほんとですか、ありがとうございます、うれしいです」

・K「”片想い”は、ずっと片想いみたいな気持ちだったけど実際は片想いじゃなかった、あとからそんなこと言うんだよね(笑)」→a「それぐらい好きっていうことなんです。片想いのころを忘れないくらい想っていて、お互い人と人で分かり合えないところがあって、興味があって知りたいと思うから好きなんや、という気持ちと。女子はそうやって思っていることがありますよ」→K「どうやったって男の僕には思いつかないフレーズがいっぱいあって・・・毛布の中に足を入れて何喋ろう何作ろうかと考えてる夜明け、はブルースだよね。aikoの作品はずっとクオリティを保っていてすごいなと思うけど、どんどんブルースになってきている。”ばいばーーい”の最後の方のフェイクとかは、aiko大好きでずっと好きな人は気が付いたらブルージーになっていると思う。ばいばーーいのコード進行にグイグイフェイクして・・・うん、まいったなと思って。」

続けて、逆に、aikoが聴き倒したKANさんのアルバム「23歳」から好きな曲3曲当てクイズ

・K「当てますよ、23歳!」→a「正解!」→a「すごいいい歌。ずっとファンだった人が聴いても、もちろん最近知った人が聴いても。」→K「aikoはほぼ100%ほんとの歌って言ってて。僕も(作る曲の)7割5分がほんと。今回(のアルバム)は8割3分ぐらいがほんと。「23歳」は全部ほんとです。

・K「23歳のときは月8曲作っていた。アマチュアでバンドやってて、レコードメーカーの方から「やる気あんの?」→「もちろんです」→「バンドでやりたいの、ソロでやりたいの?」→「ソロです!」(一緒にやってたバンドメンバーそっちのけで)ひどいよね(笑)→だったら毎週1曲聴かせてよ→「わかりました」って言って毎週2曲だした。これが【倍返し】のいわゆる語源。」→笑い崩れるaiko(笑)→K「とにかく提出するためだけにやってたから、当時作っていた半年分の月8曲はどれも世には出ていないからね。いわゆるクオリティが・・・そう簡単にまともな曲はできないかなって感じ」

・K「あと2つ・・・エキストラ」→aiko親指を立てる(正解)→K「あれはいい曲です」→a「これだけKANさんのことを追いかけてきてて、アルバムのなかに必ずドキッとする歌詞があるので夜中に聴くと、なんか変なスイッチが入って涙が出る。私も歌いたいと思って、家で練習したりとか」→K「いつか歌ってほしいです」→a「歌いたいです!」

・K「あと1曲、これは気に入ってほしいという願望も込めて・・・メモトキレナガール!」→a「あれもいい曲です」(はずれ)→a「ライブでどういう感じでやるのかなと想像しながら」→K「ライブではできないタイプ。踊るビデオをつくらなきゃいけない。僕が目指しているのはPerfumeだから。かしゆか(K)、あーちゃん(A)、のっち(N)で僕(KAN)だから。それでちゃんと踊って、そういう映像をつくるタイプの曲ですね。」

・もう一曲の正解は、aikoが元気がないときにKANさんが「この曲聴いてみて」と贈ってくれた曲「ポップミュージック」。→K「僕がうまい言葉もかけられないから、その時作っていたおもしろい曲を投げつけてあげた。」→a「そうなんです。すごくうれしかったし、深夜にミュージックビデオがテレビでよく流れてきているのを見て・・・」→K「武富士のCMじゃなくて?」(笑)→a「KANさん踊ってるんで、KANさん元気かな、って思っています」

・a「ピアノで作るときにどんな風に始めるんですか?わたしはトランスポーズがあったら・・・」→KANさんのいるピアノ側に近づいていくaiko。ここでKANさんによるご丁寧なトランスポーズの説明。→a「なんとなく出てきたときに鳴った音から作っていくと知らないコードに会えたりするので楽しい。」→K「僕はここ(頭の中)で作る。頭の中で鳴っているものを確認する意味でピアノを使う。」→このやりとりをラジオで声だけではなく、画面内でふたりが一緒にやりとりしているのが限りなく尊い。尊さしかない。

・a「気づかないような感じで転調したり戻ったりするのは、どうやったら思いつくんですか?」→K「僕は歌の音域が狭くて1オクターブと4度くらいしかない。作曲していて高音が届かないときに、サビとして盛り上がるような風にサビ前に転調していく」

ここで「Regrets」の映像(「ある意味・逆に・ある反面」ツアー)が流れる。この曲のサビでの転調を例にとるのは、まさに「しれっと転調」の極みであり打ってつけ。さすがaikoさん、と思いました。実際にピアノを弾き歌いながら確かめるシーンもあって貴重なもの見せていただいてさらに感動しました。

・a「こういうのが全く思いつかなくてすごいなって」→K「それは、ビリージョエルかもしれない。っていうか、ビリージョエルならこうするっていう・・・」

・K「aikoの音域はどのくらい?」→ピアノを弾きながら確かめるふたり。aikoの超絶ハイトーンも聴けました→K「結構広い」→ここで、「ばいばーーい」をKANさんが弾いてaikoが歌いだす→a「すごーい!あっKANちゃんが弾いてくれてる、もっかい弾いて欲しいです!」→再び、KANさんが弾くピアノに乗せて「ばいばーーい」を歌うaiko→a「うれしい!めっちゃうれしい!!」
⇒このシーンは感動ものでしたね♪幸せそうなaikoを見ていてこちらも一緒にめっちゃうれしい!!ってなりました。aikoが「KANちゃん」呼びをし始めたら、こちら側の人間になっている証拠です(笑)。

・CM後、メロンソーダの話へ。メロンソーダのMVも流れる、というフジテレビさんありがとうございます、な、大サービス付き。

・a「いろんな方に歌っていただいて、そこにKANさんも。」→K「ある程度曲ができていろんな人も歌を録っている段階で「KANさんと秦くんでコーラスをやってください」という話をいただいて、よろこんで入りました」→a「KANさんが2コーラス目のコーラスを考えてくださって、それをちょっとアレンジしてやらさせてもらったんですけど、曲を作ってくださいと言われてゼロから作ったのは「メロンソーダ」が初めてだった。FM802のKANさんのレギュラー番組(MUSIC GUMBO SUNDAY)を聴いていた自分がキャンペーンソングをやらさせてもらうなんて、(重すぎて)無理かもしれません、と言っていて、1年間の時間をいただいて、作ることになった」→K「あ、そうなんだ、それは初めて聞いた」

・K「コーラスアレンジをする段階ですでにオケもほぼできていたから、間を縫いながらフレーズを考えて・・・「Oh Baby Darling」のところは重要じゃない?秦くんといっしょにコーラスやるということもあって・・・」→ここで、aiko×KANの二人で「スミレ」の「Oh Baby Suddenly」の部分を歌う!→K「これをぶっこんでみようと思って(笑)作って送ってスタジオ行ったら、満場一致で却下だったよね(笑)」→a「(メロンソーダの)あの譜面は宝物ですね。譜面の最後に「おわり」と書くところに、KANさんが「おわり」と書いてあって、そういうところが、ステキです」

♪「メロンソーダ」演奏(フルコーラス)
・コーラスはバンドメンバーの皆さんでされていましたので、男声バージョンです。必然的にKANさんと秦さんが参加したRadio Darlingsバージョンの空気感を感じるイメージになっていました。
・それにしても、歌い終わった後の最後のaikoのピースサインがめちゃかわいかった・・・

・K「今日さ、これ持って来たんだ、へっへっへっへ」→と言ってaikoのインディーズ時代(1997年)のアルバム「astral box」を取り出すKANさん→a「懐かしい!!!」→K「久しぶりに見てみたんですよ。そしたら・・・」→a「そこ絶対読むと思った!KANさん!!ひゃぁ!」→K「いい?」→観念して「うん」と頷くaiko→K「アルバムのキャッチコピーですよ。これ(視聴者に)見せてあげましょうか」と言ってKANさんがカメラに近づいて見せてくれるという、テレビサービスモードなのも超絶久しぶりではないでしょうか。→a「ちっちゃなくせしてパワフルボイス」→K「今回のアルバムでもいいんじゃないの?キャッチコピー。もう出ちゃったか」→a「じゃあ、これからTwitterとかで・・・」→K「それとも、今後出す作品は必ずキャッチコピーは「ちっちゃなくせして〇〇〇〇」に統一するとか!」→a「いいかもしれない(笑)」

・最後の動きのあるはしゃぎっぷりもテレビならではで、あたたかかったですね~。というわけで、ここでaiko×KANの夢の対談パートは終了、となりました。

あ・・・冒頭、私なんて書いてましたっけ・・・「見どころまとめ」?全然まとまってないですね、むしろ、書き起こしですね(笑)。すみません!

この濃厚な内容が、30分間あまりの間、炸裂されていました。幸せなひととき・・・

感謝しかありません!

Twitterで思わず、冒頭5分しか見ていない段階から「ちょっとちょっと、素晴らしすぎませんか、素晴らしすぎませんか(大事なことなので2回)」でした。それくらい、見ているだけでほんわかとする対談でした。テレビって温度を伝えることができるんだ!と錯覚するくらいにあたたかい時間を過ごさせていただきました。

今回の対談が地上波テレビで見られた、というのは、aikoさん、KANさん双方のファンにとって、まさに夢のような話で。しかも、たっぷり30分間余りも時間を確保して編集してくださったおかげで(実際は2時間近く話していたのだそうです)、aikoさんとKANさんの人柄とその間にある信頼関係が洩れなくしっかりと視聴者に伝わって来ました。

普通に考えたらaikoメインの番組構成なのに、対談相手であるKANさんのアルバムの中でどの3曲が好き?なんて、場合によっては視聴者置いてけぼりに成りかねない場面も平気でオンエアしていただけて、さらに、全曲名を表示して「この曲のタイトル、何なんですか、どういうこと?」と二度見させる余裕もありました。これがBSフジでもCSフジテレビNEXTでもなく、地上波フジテレビで放送していただけたのですよ。

もう、シンプルに、感謝しかありません!

aikoさん、KANさん、Love musicのスタッフの皆様、素敵な時間を提供いただき、本当にありがとうございました!!

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