2021年6月20日(日)にまほろ座 MACHIDAで開催された澤近泰輔氏の誕生日記念ライブ『僕だって大航海〜Wow Wow Wow〜』に、KANさんがシークレットゲスト出演されました。
開催概要
澤近泰輔お誕生会『僕だって大航海〜Wow Wow Wow〜』
キーボーディスト、作編曲家・澤近泰輔氏の今回で4年目となる誕生日記念ライブ。
コロナ禍に伴い、座席数を減らした現地観覧の他、Streaming+による生配信&アーカイブ配信の視聴も可能に。
・日時:2021年6月20日(日)17:00開演
・開場/開演:16:00/17:00
・会場:まほろ座 MACHIDA
・アーカイブ配信視聴可能期間:6/26(土)23:59まで
・出演者:澤近泰輔/佐々木良(兼・黒子)/宇海(兼・黒子)/ASKA(シークレットゲスト)/KAN(シークレットゲスト)
ASKAさんとKANさんのお二人が、シークレットゲストとして登場されました。私もTwitterでKANさんが告知して知ったクチで、瞬間的にアーカイブ配信チケット購入させていただきました。
演奏曲目&衣装
澤近泰輔お誕生会『僕だって大航海〜Wow Wow Wow〜』
1.夕景(Vo.&Pf. 澤近泰輔)
2.Clair(Vo.&Pf. 澤近泰輔、k-hmc. 宇海)
3.愛は勝つ(Vo.&Pf. 澤近泰輔、Vo. KAN)
4.エキストラ(Vo. KAN、Pf. 澤近泰輔)
5.Will you dance?(Vo. 宇海、Pf.&Cho. 澤近泰輔)
6.ファイト!(Vo.&Gt. 宇海、Pf. 澤近泰輔)
7.you & me(Vo.&Pf. 澤近泰輔、Cho. 宇海)
8.FUKUOKA(Vo. ASKA、Pf. 澤近泰輔)
9.僕だって大航海(Vo.&Pf. 澤近泰輔、Cho. 宇海)
10.こわかった(Vo.&Gt. 佐々木良、Cho.&hmc. 澤近泰輔、Cho. 宇海)
11.僕たちの大航海(Vo. 宇海、Pf.&Cho.&hmc. 澤近泰輔、Gt.&Cho. 佐々木良)
ここからは、まず、KANさんが関連した部分を中心に、演奏曲目と衣装を記載します。
演奏曲目(KANさん関連)
- 愛は勝つ(Pf.&Vo. 澤近泰輔、Vo. KAN)
- エキストラ(Vo. KAN、Pf. 澤近泰輔)
衣装
・レッドサンバ
「愛は勝つ」は、澤近さんが好きな曲としてピアノ弾き語りで演奏し始めます。そして、1コーラス目が終わり、間奏に入ってピアノ以外の音源も入って盛り上がってきたところでKANさんがピアノ後ろの階段からレッドサンバの衣装で登場。これまでに無い赤い色が急にステージに入ったことで、温度が上がります。間奏終わったところからラストまで、ピアノは信頼する澤近さんに任せ、スタンディング&ハンドマイクで歌い上げます。
歌い終わり、MCへ。この時に、付けていた仮面を外すのですが、この仮面がブラックとゴールドの二重装着(笑)。
「すべての音色にメロディがある」というアレンジの考え方が共通する澤近さんとKANさん。中でもKANさんから澤近さんに対しては「はじまりはいつも雨」のライブ版でラストにAメロの「君の名前は」のフレーズを入れて終わったところを絶賛。それは以下の動画のラストでも確認できます。
終始お互いの音楽を褒め合いすぎたため、けなす点はないかと探したところ、澤近さんからKANさんに対しては「このままのスタイル(衣装)で挙句の果てに泣かせる曲を演奏する点」。これに対してKANさんは「作品と着るものをリンクさせると、曲ごとに着替えることになってしまう」と理詰めで返す(笑)。この点を挙げていらっしゃいました。
そして、作品と衣装のギャップが最も大きい「エキストラ」へ。これはまた貴重な演奏となりました。KANさんはこの曲も、ピアノは信頼する澤近さんに任せてスタンディング&ハンドマイクで歌い上げます。KANさんが立ったまま正面向いてしっとりと歌い上げる「エキストラ」は、たぶんこの澤近さんのピアノだからこそなので、レアもいいとこだと思います。しっとりと歌い上げるのですが、先ほども書いた通り、出で立ちはレッドサンバです(笑)。
その他、トークの内容はここには書きませんが、KANさんはこの短い時間でも相当また面白いこと呆れることアレコレと仰って爪痕を残していました(笑)。
そのあと、ASKAさんもシークレットゲストとして登場。「you & me」を演奏し終わった澤近さんと宇海さんが、まさか来ないよね、と微妙な煽りをしていたら、少し時間差でASKAさんが登場したのでした。この距離感でKANさんとASKAさんを両方とも(ちなみに、ステージ上では同時登場はなかったです)見られたお客さまは、卒倒ものだったのではないでしょうか。
ASKAさんもお茶目な一面を見せてくれていました。次に歌う「FUKUOKA」の紹介をするときに、置きっぱなしになっていたKANさんの歌詞カードを見て「エキストラ」と紹介したり、なんならちょっと歌ってみたり(笑)。でも、そのおかげもあって、そのあと、この曲を大変褒めていらっしゃったのが印象的でしたし、ファンの私の方までも嬉しい気分になりました。特に、自分が何を言いたいか、ということをどの位置に入れるか、は大変大事なのだ、と。「エキストラ」はこの歌詞の流れのあとで、「大好きです」をこの位置にグッと入れる、というのが、なかなかできないテクニックだと。そうおっしゃっていました。(結局「FUKUOKA」の歌詞は最後まで見つからず(笑))
そして個人的にとても印象的だったのは、ミュージカル出身ロック育ちのドラマティックシンガー・宇海-UUMI-さん。時に繊細で、時にパワフルな歌声で、画面の向こう側からなのに、空気の震え方が違いました。今後が気になる歌い手さんでした。
佐々木良さん(キンモクセイ)は、最近ではサトミツ&ザ・トイレッツで「トイ・レノン」をやってらっしゃいますが、この日は控えめで終始黒子の衣装から変わらなかったですよね(笑)。澤近さんとはユニット「sasatica」もされています。個人的には「こわかった」の歌詞が好きで、あれこれ探していたのですが、映像はおろか、歌詞サイトにもどこにもなくて、残念!ていうか、どこかで聴いたことがあると思っていたはずなのになぁ。曲中、コール・アンド・ハンドクラップ・レスポンスで、「ゲスト豪華すぎこわかった」「そのあと歌うのヤだった」「ただただ客席で見てたかった」というアドリブも入れてらっしゃいましたけど、もっと堂々としていていいですから!
澤近さんの誕生日なのに
このたびは澤近さん、お誕生日おめでとうございました。このライブではプレイヤー兼黒子(笑)として登場の宇海さんに佐々木良さん、そして、シークレットゲストのASKAさんとKANさん。どの曲も、どのお話も、ほのぼのと、時に力強く、配信とは思えないほどしっかりと伝わる形で聴かせていただけた贅沢なライブでした。
なんだか、そう、澤近さんの誕生日祝いのはずなのに、なんだか、澤近さんから、出演しているアーティストやお客さんに、そのようなゆるやかなひとときを逆にプレゼントしていただいたような、そんな気分になりました。それももちろん、澤近さんに対する各ミュージシャンからの信頼あって成り立つことだと思いますし、今後も長く継続されることなのだろうと思います。
コロナ禍がなかったら・・・シークレットゲストでKANさんが出演しても、それを見る術もなかったし、宇海さんの歌声を知ることもできなかったかもしれないわけで。そして、恥ずかしながら、澤近さんについても、お名前はあちこちで拝見していながらも、そのお人柄や音楽観の突っ込んだところにリーチすることはなかなかなかったと思います。だから、アーカイブ有りの配信ライブとして観せていただけたことに心から感謝しています。ありがとうございました。
<6/27追記>
ぜひ、文字ではわからないいろんなことも含めて、アーカイブ期間にお楽しみいただければ、ということで当初は少な目の間奏を記載していましたが、アーカイブ期間が終わりましたので、フル版の更新をしました。
履歴
- シークレットゲスト出演(21/06/20)
- ライブ感想詳細化(21/6/27)
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