誰でも簡単にコード弾きができてしまう初心者・上級者問わず楽しめる新しい楽器「インスタコード（InstaChord）」。
クラウドファンディングで購入を決めてから我が家に来るまでの経緯とファーストインプレッションは以下にまとめています。
あれから約１年。インスタコードはファームウェアアップデートにより、多くの機能拡充と弾きやすさ追究の成果が見られ、2022年10月に「InstaChord+」へのハードウェアバージョンアップ、そしてついに、全国の楽器店でも販売されることになったり、2023年には新生aiwa（アイワ）からエントリーモデルの発売が決定したり、と激動の1年となりました。
私自身も、この１年、インスタコードと戯れ、いろんな使い方や演奏方法を試したり記録したりしています。このエントリーでは、その中の１つについて記述します。
【全楽器をインスタコードで】練馬美人（org. KAN）【カバーしてみた】
KANさんの1995年作品、19thシングル「東京に来い」のカップリング曲『練馬美人』をインスタコードで耳コピ演奏しました。
全ての楽器パートをインスタコードで演奏しています。インスタコード本体に内臓されている音源でそのまま演奏し、原曲のようなThe Beatlesサウンドに寄せる形でギターエフェクトとコンプレッサーを掛けて歪ませています。（ちょっと歪ませすぎていますが笑）
インスタコードフリークな方におかれましては、特に、以下の点を重点的に聴いていただければと思います。
- 原曲エレキギターによるギターソロを、コード構成音しか鳴らせない制約でどうギターソロっぽく聴こえるように演奏しているか
- 複雑なコード進行のため運指が付いていけない場合に、サポートパートを用意して重ねている点
- 同じギターパートの中でも、ノートの長さを守りたい場合などはストラムモードではなくヒットモード使用している点
- ベースパートでは、原則タッチモードを使いつつ、右手弾きだけでなく左手のキーを随所で使用して楽に演奏している点
- ドラムパートは現仕様では6つの音色（キック、スネア、タム１、タム２、ハイハット、クラッシュ）しか使えない制約の中でエフェクトで表情を出せるようにしている点
KANさんファン向けには、以下、補足です。
- 原曲は「イメージモノラルミクス」と銘打っているだけあって中央に全楽器が定位しているのですが、このカバーではギターの音色を複数使っていることがわかりやすいように、左右に振ってステレオミクスとしています。
- 原曲はいわゆる「同期モノ」を使わずに録音されているので、本作品もそれに倣いました。よって、テンポがゆらゆら揺れていますことをご了承ください。
今後のインスタコードのバージョンアップで実装してほしい機能も浮かび上がってきました。
- ドラム音色の全開放
- 同じドラム音色の複数パッドへの同時アサイン
また、撮影当時は搭載されていなかった機能として「ピッチベンド機能」があります。現在のファームウェアバージョンでは、ピッチベンドも可能となっているので、さらに表情を持たせた演奏が可能となっています。
原曲情報
『練馬美人』
歌：KAN
作詞：KAN
作曲：KAN
編曲：KAN
使用機材
PC：Dospara GALLERIA GCR1660TGF-QCG
All Instruments：INSTACHORD IC-30
Microphone︰Shure MOTIV™ MV51
DAW App：Cakewalk by BandLab for Windows
Movie Editor：Blackmagicdesign DaVinci Resolve 17 for Windows
インスタコードの購入はこちらから
2022年9月下旬に「InstaChord+」に進化を遂げる契機で値上げを予定しているそうです（34,980円→42,900円）。それまでに購入すると、中身の機能は同じで安価に手に入れることができます。この機会に是非。
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